Yes末期論

オープン・ユア・アイズ(紙ジャケット仕様) ラダー (紙ジャケット仕様)
ハウス・オブ・イエス?ライヴ・フロム・ハウス・オブ・ブルース?(紙ジャケット仕様) マグニフィケイション


エス末期の作品群を聴く。
んんー。何だかんだ、どれも悪くない「けど」って感想。
・「オープン・ユア・アイズ」(1997)
・「ラダー」(1999)
・「ハウス・オブ・イエス~ライヴ・フロム・ハウス・オブ・ブルース~」(2001)
・「マグニフィケイション」(2001)

■オープン・ユア・アイズ(1997)
元々クリス・スクワイアとビリー・シャーウッドのコラボ作。
エスにしては楽曲がやや重い。
聴き進めていくと、温くなってきますが(汗
ビリーとジョンの掛け合いヴォーカルてな、大変珍しい曲も。
異論多いだろうが、僕はこの作品、結構好きだ。
ビリーのマテリアルは、新機軸を打出すには最良だと思うが、
エスの作品として練り上げている時間は、無かった臭い。
決め曲と、真の意味での「溜め」曲が無かったのも敗因か。
ビリーの名で出していれば、別の評価もあっただろう。
ジャケットでも損しているよ。

■ラダー(1999)
ジョン・アンダーソンのソロに、バンドメンバーが手伝った風。
ABWHとはまた違った感じで。
ジョンとクリスの真っ当なコラボは、下手するとトーマト以来?
で、ある意味、「悟りの境地」化している。
言葉通りの意味でも、楽曲面の意味でも。
但し、印象深い新曲は皆無(汗
この一点に尽きるかなぁ。全然悪くない出来なんだけど。
トーク以降で一般に薦められるのは、やはりコレか。
流して聴く分には無問題。

■ハウス・オブ・イエス~ライヴ・フロム・ハウス・オブ・ブルース~(2001)
日本での販売元がテイチクに移る。
その所為か、コレCD屋で見た事がない(汗
ライヴ。よく出来てます。流して聴く分には無問題。
以下略(汗

■マグニフィケイション(2001)
新メンバー2人が去り、オーケストラとの競演作。
物足りない。印象に残らない。悪くないのに…
現在のスタジオ最新作。

ジョン・アンダーソンの声にも徐々に陰りが見えるけど、この表現力なら無問題。
ただ、ヴォーカルラインのパターン化、ネタ切れは、誰の目にも明白かと。
最期に一作、全盛期に迫る作品作ってくれる事を、つい期待してしまいます。
頼むよ。有能なメンバー囲ってさ(w
トレヴァー・ラビンは優秀だったんだなぁ。しみじみ思うよ。

例によって、下のは未聴なんで(略
(20061125改定)

Word Is Live ヒストリーBOX 90124